落雪不安の緊急移動が問われる今

落雪注意の表示が気になる時期になった。
屋根いっぱいの雪。
リーゼントの髪型のような雪の形状。


屋根の形と雪の降り方。
風や気温。
それらの合わせ技の結果が屋根の雪である。


落ちそうで落ちない。
気温が上昇すると当然ずれ落ちる。
少しずつ動くけれども、気温の変化が急なので落ちてしまうことは少ない。


それで人為的に屋根の雪を落とす。
屋根に登って落としたり、下から雪のかたまりに刺激を与えて落とす。
長い棒で雪の下をつついて落とす。


屋根に上って落とすためには、屋根に足がかりが設置されていなければならない。
それに命綱をつける。
弘前市では先ごろ、ヘルメットも一緒に希望者への貸与を始めた。


わが家の屋根の雪。
北側の屋根は雪がたまっている。
下から見ると、氷河のように透き通った氷と雪。
雪と氷の造形。
建物と自然が織りなす芸術。
そう思って、少し離れて見ている。


それにしても落雪はこわい。
屋根の雪は前にはじけ飛ぶ。
落ちる雪は屋根の上から押されて、前の方に飛び出していく。


車道に近い民家の屋根の雪。
目の前の車に落ちる雪をみた。
瞬間、前の車は雪だるま。
落ちた雪は煙になって散った。


落雪にいままで当たってはいないが、屋根の雪はいつも地面をねらっている。
落雪からの逃げ方は屋根を支える柱側に近づくこと。
道路側に逃げてはいけない。


雪は先に滑り落ちる。
先に逃げると雪が追いかけてくる。
最初は軽い雪。
そのすぐ後に氷がついてくる。
氷河のように雪を支えている古い雪がついてくる。


とっさに屋根側に逃げることができるのか。
瞬間の判断で、そんな行動がとれるのか。
普通の判断は道側に走ることになる。
そこは雪に埋まる場所。
だから、逃げおおせるのは難しい。


2月16日、津軽の最高気温はマイナス3度。
テレビの気象情報。
まだ真冬日だが、冬の底から春に向けて季節は動き出している。


路肩の屋根の雪も道路に落ちる準備がおおわっている。
落雪の予兆を知り、どう逃げるか。
さあ、落雪からの避難の時期が今なのだ。
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