もてぎ作新米
2005年11月5日(土)12:30に「もてぎ作新米」が宣言された。栃木県茂木町の棚田の休耕田を使って、
大学生が田植えし、刈り取った米。
480キロの半分を社会に還元する。
240キロを地域イベント、福祉活動等の団体に寄贈する。
米の名前が必要だから、命名。
地域大学のブランド米だとしゃれて、
作新学院大学の大学祭で宣言した。
茂木町=もてぎ
作新学院大学=作新
合わせて、「もてぎ作新米」
「古米」になっても「新米」のような名前だと、妙に納得。
作新学院大学に地域発展学部があった。
ミレニアムの年に設置された学部。
2007年3月に卒業生を出して、名称が消えた学部。
2003年3月初めての卒業生を出して、もっと地域を教えたい。
そう思った数人の教員。
その中に、私もいた。
入学直後の学生同士、学生と教員の出会いの場。
これを生の地域社会にしたい。
地域発展学部の学生を生の地域社会を知っている若者にしたい。
2004年4月、地域発展学部の1年生全員が茂木町のハローウッズにいた。
あのツインリンクもてぎの外縁の森をフィールドにする森林学習。
風と雨のなか、崎野隆一郎さんの指導で樹木から人生を学ぶ。
1年生のうちの20人だけ、竹原地区の田で田植えをした。
竹原地区のお年寄りが遠巻きに見にきた。
「あれは男の子じゃろうか、女の子じゃろうか」
過疎化した地域の田んぼ。
そこで若い学生をみることはめったにない。
だから、見物に出てくる。

[2004年9月下旬の竹原地区の稲刈り。たった5人の学生が参加。だが、それが基礎となった。]
2005年4月には新1年生が茂木町5地区で田植えをした。
紺野由奈さんを中心とする学生サポーターが活躍した。
ただ、稲の日常管理は集落の住民。
稲刈りは学生と集落住民。
すべてオダガケの天日干し。
稲刈りされた米はすべて農協で調べてもらった。
480キロの全ての米が1等米のお墨付き。
まずは天に返す。
240キロを社会活動の徳のある人に寄贈する。
残りの半分は皆さんにそのおすそ分け。
キロ500円で販売。
2日の大学祭で240キロ完売。

[茂木町の集落の方5名に感謝状を送る。2005年11月3日http://www14.plala.or.jp/kiyosei/A6_1.htm]

[2005年版の包装紙。OBの小倉君が一晩で創った秀作http://cap-l.sakushin-u.ac.jp/motegi/balloon/653 ]
2006年も同じようなことをやった。
そして、2007年もやっている。
茂木町にサテライトを設けるところまで来ている。
総合政策学部の橋立達夫さんが奮闘している。
茂木町の地域リーダーの田村幸夫さんも頑張っている。
このイベントで学生の目は地域社会に向くようになったのか。
学生が農村の知恵や人間関係を学べるはずだが、成果はそう簡単にでない。
2006年10月から応援が始まっている。
文部科学省の現代GPでこの活動が対象になった。
過疎地への持続的再生支援に踏み出している。
学生が地域社会に深く入り込む。
そこでの大学教育と地域活性化。
もてぎ作新米から始まった大学と地域の連携。
宇都宮のこの大学に、全国の大学関係者の目が注がれている。

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