自然から学ぶことの大切さ

本を書いているので、応援して欲しい。
出版社も決まっているし、大方の原稿も書いた。
書名は決めていないが、まちづくりの実践的リーダー論のようなものになる。


昨年8月まで小浜市長をなさっていた村上利夫さんから手紙が年末に届いた。
どうやら、私にその本の終わりの部分に寄稿せよというらしい。
それで、すぐに葉書を書いた。


これまでの村上さんを見ていて、学ぶことばかりだった。
私のようなものでよければ、
協力させていただきたい。
そんなことを文面に書いた。


年が明けて、1月6日に弘前の自宅。
ドアの郵便受けに、郵便局からの連絡用紙。
簡易書留があるという連絡用紙。
それも差出人は村上利夫さん。
すぐに、郵便局に行き、大きな袋を受け取った。


そこには、400字詰用紙で280枚ほどの原稿が入っていた。
手紙があり、何枚でもいいから、この本の解説や推薦を書くことが要請。


まとまった時間がとれないので、少しずつ読むことにした。
まだ、半分程度しか読めていない。
それでも村上さんの生き方にあらためて、感服。
村上利夫さんの自分史を底流に8年間の食のまちづくりの軌跡が書かれている。


読みながら、感じたことは農業の重要性。
もっと別のいい方をすれば、人が自然から学ぶことの大きさ。
それが文中に流れている。


村上さんは農業指導の仕事から始められ、農業大学校、県会議員、市長と進まれた。
若狭湾に開く地域での人を見る目。
それは農業。
それは自然の呼吸を感じながら、人の生活を組み立てる。


この立位置やスタンスが村上さんの活動に一貫している。
村上さんは2期8年の小浜市長だった。
その8年は食のまちづくりを進められた。
小浜の地域資源は自然と農業。
いわゆる第1次産業であった。


この食とは、自然の人が向き合って作りだす文化なのだ。
人は地上に発生して以来、自然に向き合って生きてきた。
最初に食べ物を得、それを持続的に得られるようにした。
それで集落がうまれ、都市を生み出す。
ところが、いつの間にか、その基本を忘れて技巧的に生きている。


自然の動きを見つめ、自然から学び、自然とともに生きる。
これが人間の原点。
それを実践された。


アメリカ新大統領にバラクオバマ氏がなる。
この選挙の過程で同じ名前のオバマと小浜。
それに市民が乗り、名前が広がった。
市長はそこに和食の箸を売り込んだ。


自然と向き合って、人が営む。
その延長線上に、全国の8割を占める若狭塗箸の生産量。
原点は外れていない。
村上利夫さんの生き方を学びたい。

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