勤労感謝は土と風への感謝
11月23日(月)休日。今日は勤労感謝の日である。
ここ数日、地域の空気のようなものに安堵感を覚えている。
弘前では雪がそこまで来ている。
冬の準備が急がれるまち。
それなのに、地域の空気に安堵感か。
桜が咲いて、忙しく草花が働いた。
雪の下に眠っていたものたちがうごめいた。
先を争って地上に出て、生きた。
その力強さは、時を追って強くなった。
夏を超え、秋になり、稔りとなった。
力が結晶になった。
赤や黄色のもみじがそれを伝えた。
米ができ、りんごが収穫された。
先を争って地上に出て、生きた。
そのものどもの休みの時がきた。
赤や黄色のもみじがそれを伝えた。
それがいま。
土地にあたる風が冷たくなった。
山頂に雪のある岩木山。
雪の季節を知らせる雪が降った。
田んぼに稲はない。
りんご畑にりんごはない。
農家の人の顔が働く顔から暮らしを楽しむ顔になった。
静かな1年だった。
台風もこなかった。
自然が静かに動いて、恩恵だけをもたらしてくれた。
農家の人の顔が明るい。
笑顔がきれい。
それぞれが付き合っている土地の安堵感を写している。
弘前に住んで、庭の小さな畑でわずかばかりの野菜を作った。
5月に始めて、たくさんの種類の野菜ができた。
夫婦2人で楽しめる程度の野菜。
そんな暮らし。
その畑から隣の家越しに岩木山が見える。
土と風を感じながらの生活。
勤労感謝は土と風への感謝だと思う。
いただいた恩恵をもって冬を越す。
改めて、春に再生。
秋の今が安堵感の日々。
少し、弘前のことがわかったような気がしている。
少し、北国の生活がわかったような気がしている。
弘前の勤労感謝の日に感じたことだ。

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